これ読める?【手水舎】
お寺の入り口にある手洗い場を何と言うか知っていますか?
手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)と言います。参拝者が身を浄めるために手水を使う施設のことです。
昔から、水で穢れを払い身を清める「手水舎(ちょうずや)」。この場所に、綺麗なお花が浮かんでいることを花手水(はなちょうず)といいます。見ているだけで癒されます。
花手水(はなちょうず)は、全国でも珍しいそうです。京都の一部のお寺など、にぎやかなお寺では見られるそうですが、大分県ではここ「霊山寺」で「花手水(はなちょうず)」が見られ、インスタ映えするということで話題になっています。

この手水舎に花を浮かべるという発想は、京都のあるお寺が発祥らしく、2018年頃、突然インスタで投稿されて、あっという間に話題になりました。
フォトジェニックでインスタ映えするので、
#花手水 #はなちょうず #花手水を探す旅
などのハッシュタグで人気です。さっそく、噂を聞きつけた方々が撮影していました(^^)

毎週新しい花手水(はなちょうず)が見れる⁉
実は、この花手水(はなちょうず)の生花は、大分市内のお花屋さんからの「献花」です。
大分市中央町2-5-3セントポルタ中央町 コメダ珈琲前にある「STANDARD FLOWER」さんから毎週献花されています。
https://www.standard-flower.com/sp/index.html
代表の小平悌二朗さんは、
「私たちの取り扱うお花が、参拝者の癒しになれば幸いです」といいます。
毎週1度、献花して頂けるので、季節ごとに楽しめるだけでなく、毎週ちがう花手水(はなちょうず)が楽しめるのは、ここ大分市にある「霊山寺」だけかも知れません。


#観音香華流(かんのんこうげりゅう)?
花手水(はなちょうず)をディスプレイしてくれるのは、檀家のSさん。
Sさんは、お花好きで若いころに「華道」を学んだこともあるとか。
霊山寺のご本尊が「十一面観音菩薩」ということで、「観音香華流(かんのんこうげりゅう)」という家元?を作りました。完全な趣味ですが、Sさんの茶目っけある流派を楽しめます。
もし、あなたが霊山寺の花手水(はなちょうず)をSNSで投稿する際は、 #霊山寺大分 #花手水 とハッシュタグ#を付けてくれるとSさんが喜ぶでしょう。(笑)
観光という字の由来
「観光」とは仏教用語と言われています。
観光という言葉は、光を観ると書きます。一般的な解釈は、旅行をして景色などを見物することですが、もともとは、
観音菩薩の光を観ることだとも言われています。
そうです。霊山寺の本尊は秘仏「十一面観音菩薩」。
大分市の観光名所として知って欲しい場所の1つです。
また、松平忠直が創建した
大分市指定文化財の山門は歴史的な建築物。

さらに、大分市を一望できる眺めは登山客にも人気で、夜は夜景の名所としても有名です。
