周りの理解を得ながら気持ちよく葬儀・法要を進めるために

周りの理解を得ながら気持ちよく葬儀・法要を進めるために

通夜や葬儀は、近親者や知人、地元の住民が集って故人を見送る儀式。故人との関係が近ければ近いほど、

・あの人はこんな葬儀を望んでいないはず。
・どうしてあの葬儀社に頼んだの!?
・●●家は代々あのお寺に戒名を頼むのに。

どことなく葬儀や法事の場にギスギスしている雰囲気が起こりやすくなりがちです。

実際にお葬式の場で表立ってケンカや言い争いが始まる場面はないでしょうが、親族の集まる式場の裏や夜伽(よとぎ:通夜と同じ意。または故人に夜寝ずに付きそうこと)の時に、血族ではない親族があれやこれやと野次を飛ばす…テレビの2時間サスペンスドラマでは外せないシーンです。
(最近は、主人公周りで誰かが亡くなって葬儀でもめるといったサスペンスドラマも減りました。時代の流れでドラマ二-ズが減ったのか、はたまたこの葬儀シーンに共感を得られなくなったのか。)

こんな小競り合いや骨肉の争いは、偲ばれる故人にとってどうしようもないこと。本来の意味とは違いますが、まさに「死人に口なし」の状態です。それぞれが故人を思ってのことだと願いたいですが、そのお小言や文句を出さないための準備が、見送られる側の心得として必要な時代になりました。

ミニマムな葬儀が増えています

かつては『故人を見送る会は盛大に』と、葬儀を華々しく執り行うのが美徳と思われている節がありました。それは、葬儀そのものが故人だけのものでなく親族全員に関わるものだったからでしょう。

・葬儀費用を出し渋っている。
・質素な葬儀な法要をして亡くなったあの人も可哀そう。

そんな風に思われたくないといった見栄もあるかもしれません。

社会的地位・由緒正しき家柄という言い方はふさわしくないかもしれませんが、もちろん故人のお別れ会を盛大に行うべき方はきっといます。しかし、平凡に過ごしてきた一般家族の間では、

・出費がかさむ葬式後の生活に心配
・お別れの時間をゆっくりできないのはイヤ
・儀礼的な会葬をできるだけ遠慮したい

こんな理由から、シンプルかつきちんとした”小さな葬儀”を願う人が増えています。

見送られる”自分葬”を決めるための4つのポイント

将来の家族の生活や、住まいのこと、自分が大切にしている思い出の品に保険や預貯金年金の事務手続き、株に金融商品などなど、今自分がいなくなったら、自分に関わる物事を家族はどうやって処理するんだろう…と、不安になったことはありませんか。

葬儀の理想をエンディングノートに書いてはいけない

近年では、自分がいなくなった後の申し送り事を記し託す“エンディングノート”(終活ノート)が認知されてきました。様々な手続きは必要ですが、自分がいなくなってまず、家族にとって一番にやらなければならないのが弔いです。それも、悲しみにしばらく浸る余裕すらないほど、いろんな決めごとに負われ、あっという間に時間が経ってしまうもの。その後でエンディングノートを開いても、書かれている想いが達成されずに終わっていては悲しいですね。

どんなふうに送られたいかをイメージする

まずは、自分が現世から離れたあとにどうなりたいかを出来るだけ具体的にイメージしてみましょう。ポイントは、現実的に!です。といっても、細かい葬儀の段取りや、会社の人にはどこまで連絡するといったような義務的作業の部分でなく、むしろ葬儀のシーンを写真で切り取ったようなイメージで想像してみると良いでしょう。

葬儀法要を”どこで”してほしいか

自分の葬儀や法要の時のイメージに湧いてきた場所は寺院でしょうか、それとも、自宅でしょうか。またはそれ以外の具体的などこか(場所)でしょうか?

自宅や家の近所にある葬儀場で執り行うと、自治会地区や近所の方々に弔事連絡をしたり、通夜葬儀の際に給仕の手伝いをお願いすることもあります(大分では昔からある集落がまだまだ多く、そのエリアではお手伝いが当たり前だったりもします)。地元の方にとってはお別れの儀式のようなものかもしれませんね。親しい人の葬儀や法要に参列して印象に残る会葬を思い出すことはありませんか。

意志をきちんと伝えておきましょう

先祖代々の累代墓(家墓)がある人は、これまで親族が行った葬儀の記憶をもとにして、それに倣って葬儀法要をおこなうでしょう。自分の後、そのお墓を誰が承継するか、またはその予定が決まっているのが望ましいでしょう。

ただ、通例ではイヤだ、形式ばった堅苦しい葬儀を望まないと願う気持ちがあるなら、生前に周囲や家族に時間をかけて伝え、墓じまいをするかどうか、自分だけ墓に入らないのか、檀家に属す寺院に問題は無いかなど、漏れも滞りもなくトラブルの元を解決しておきましょう。

季節を彩る木々が美しい場所など、自然の中で眠りたいと願う人の間では樹木葬や自然葬に注目が集まっています。

最期は思い出や、ゆかりある地の寺院で法要されることを願い続けて、他県の寺院で永代供養をするという人もいます。ただ思うだけではなく、希望はキチンと伝えて、任せられる家族や親族にその想いをたくしましょう。

参考文献・資料
・『墓じまいの・墓じたくの作法』一条真也著 青春新書インテリジェンス2015年出版
・『お墓とお葬式のすべて』 エイ出版社 ムック本2018年出版
・『後悔しないお葬式』 市川愛著 角川SSC新書2015年出版
hiroshi nomuraさんによる写真ACからの写真
https://shizenso-ryozenji.com/shizensou
>「自然葬」土に還るという美しい選択

「自然葬」土に還るという美しい選択

飛来山霊山寺は1300年の歴史をもつ特別な場所、そして、西国霊場八番札所として知られる「聖域」です。そんな格式の高い霊山寺では、「自然葬」という、自然の土に還る埋葬をしています。大分で自然葬を考えているなら、ぜひ飛来山霊山寺にご相談ください。

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