1300年もの歴史を績ぐ修行寺 天台宗飛来山霊山寺

1300年もの歴史を績ぐ修行寺 天台宗飛来山霊山寺

山の緑に囲まれ、門構が景色になじむ飛来山霊山寺へとつづく山道は、登山ルートや自然探索の散歩コースとして、また若者からは街の光を見下ろす夜景スポットとして人気を博しています。

大分の夜景スポット

大分市街地から車で30分ほどの自然豊かな霊山中腹に位置する霊山寺。実は、豊後三大寺院の一つと称され、大分にある寺院の中でも格式高く由緒ある寺なのです。霊山中腹に位置する霊山寺(りょうぜんじ)は、九六位山の円通寺、神角寺山の神角寺とともに豊後の三大寺院と称されます。

大分に開祖の歴史あり 霊山寺は天台宗比叡山直轄

天台宗開祖、最澄。平安時代の仏教文化一人者としてその名が知られ、誰でも歴史の教科書で一度は目にしたことのある人物でしょう。その開祖がこの寺を訪れ、それをきっかけにして天台宗の寺院になったと語り継がれているのが霊山寺です。

最澄が霊山を訪れ、中国から無事に帰れるように願をかけ、そして無事に日本に戻ってお礼参りにきたことを知り、真言宗の開祖空海もおなじく中国へ渡る時にこの寺を訪れて無事に帰還した、という記録が残っています。

伝教大師最澄と弘法大師空海
伝教大師最澄と弘法大師空海

標高610mにも及ぶ山の中にある霊山寺は、大分市内で最も高い場所にある寺と言えますが、最澄や空海がその時代にこの山道を登るのは、きっと今以上に大変な苦労をしたはず。心身を清め、悟りを拓くために目的地をめざす…修行寺の歴史を感じさせます。

豊後三大寺院霊山寺

大分県重要文化財に指定された霊山寺 霊場(聖地)のゆえん

霊山寺の周辺には、観音さまをはじめ、たくさんの歴史的造物があります。

境内と本堂には不動明王 険しい表情と優しい心

邪悪なものを縛り、剣で絶ち、炎で燃やすとされる不動明王像の周りには、先祖供養などでこの寺を拠り所にする方が安置した地蔵が整然と並んでいます。年に一度、住職が供養法要を行っています。
一見して見た目はとても怖そうな不動明王ですが、護摩(密教)との関係が深く、とてもやさしいお心を持つそうです。天台宗寺である霊山寺でも護摩行を行っています。

大分不動明王

 

霊山寺の入り口には、仁王像。片方が口を開け、もう片方は口を閉じ「生と死」を表しています。

霊山寺の仁王像は、優しい顔つきに彫られており、大変珍しいと言われています。

仁王像

文殊菩薩のくぐり道

本堂入口にある文殊菩薩の台には「くぐり道」があります。日光東照宮で知られる「見ざる・言わざる・聞かざる」に加え、「思わざる(怒り・苦しみ・悲しみ・憂い・恐れを取り除く)」:ブッタが行き着いた悟り を意識しながら、この穴をくぐってみましょう。心清らかに邪念を洗い流しながら、無の境地を感じられるかもしれません。

文殊菩薩は「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩です。霊山寺の庫裏では、合格祈願を受け付けています。

文殊菩薩のくぐり道

ブッタガヤの聖地 お釈迦さまの足跡

お釈迦さまがたくさんの教えを説き説法をした、インドにある霊鷲山(りょうじゅせん)の山姿と似ていることになぞらえ、「霊鷲山が飛んで来た=飛来山」と呼ばれるようになりました。聖なる山として最澄・空海もここを訪れたのでしょう。たくさんのお坊さんがこの山を訪れ、寺修行をしたとのことです。
そのお釈迦さまの足型を模した像が、寺の入口脇に備えられています。大きな足型の上に乗り、釈迦の心清めを体感してみてはいかがでしょうか。

お釈迦さまの足跡

現存する山門は350年も前に松平忠直が建立した

1300年の寺歴史の中で、火災や豊後侵略によって伽藍を何度も焼失しましたが、荒れた寺の様子を見た府内藩の松平忠直が1623年に、山門と本堂、鐘楼を浄財とあわせて再建復興しました。現在、市の文化財にも指定されています。

大分市指定文化財霊山寺山門
大分市指定文化財霊山寺山門

山門ができた当時に植えられた樹齢350年、樹高35mにもおよぶ名木がそびえ、ピンと張りつめるような静けさに木のそよぐ音を厳かに感じるでしょう。

大分市指定天然記念物 オオイタサンショウウオの生息する池

標高が高い水田などの止水域で生息する、オオイタサンショウウオが住む池が境内にあります。水がきれいなところに生息し、サンショウウオ属のなかでも分布域が狭いので、この個体そのものが激減しています。

オオイタサンショウウオの生息地弁天池
オオイタサンショウウオの生息地弁天池

霊山の自然が寺を包みこむ 下界と一線を画す空間

飛来山の中腹360mの高さから眺める、山麓の景色はまさに絶景です。
天気がいい日には、愛媛県の海岸線まで見えることもある見晴らしの良さが特徴ですが、この絶景を眺められる高所の寺は、下界と隔絶された空間でもあるということを、きっと直感で感じるでしょう。この霊山寺が、“特別な場所”だということは、一度訪れれば身肌で感じられるはずです。

大分市展望台
大分市を一望できる展望
永代供養のある自然葬とは↓
https://shizenso-ryozenji.com/shizensou
>「自然葬」土に還るという美しい選択

「自然葬」土に還るという美しい選択

飛来山霊山寺は1300年の歴史をもつ特別な場所、そして、西国霊場八番札所として知られる「聖域」です。そんな格式の高い霊山寺では、「自然葬」という、自然の土に還る埋葬をしています。大分で自然葬を考えているなら、ぜひ飛来山霊山寺にご相談ください。

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